自虐的幼虫日記

ゆうゆうファミリー

2011年05月15日 23:23



去年は、チビ1くん、三年生でした。
三年生は、理科で昆虫について学びます。

先生:「蝶の卵や幼虫をもってこれるひとは持ってきてください。」

幸か不幸か、我が家にはアゲハが好む柑橘の木があります。
ヘビもミミズもゴキブリもぜんぜん平気な私。
10センチはあるタカアシグモがいても、
「おお~りっぱなババコブねえ。」と一切びびることが無いのに、毛虫、いも虫だけは大の苦手。

息子のために、泣く泣く卵と幼虫を採取しました。 

それで終わりかと思いきや、
チビ1:「学校の幼虫ねえ、もう葉っぱ食べちゃってないんだけど…。」
宇宙一苦手なやつらのために、半泣きで柑橘の枝を切りました。

もう、いいやろう。ほっとしていたのは、つかの間。
チビ1:「お休みのときに死んじゃったらかわいそうだから…。」
土日のたびにうちに幼虫が帰ってきます。 

そしてダメ押し。
おばあちゃん:「チビ2君も観察してみたいやろうから…。」
リビングに水槽を置いて、飼育することになりました。

当たり前のように、飼育係は私

二日に一度、えさを用意し、糞を掃除。
すべて、目の焦点を合わさずにやりました。

ところが、不思議なもんで、飼育しだすと情がわいてきました。
気持ち悪かったやつらがだんだんかわいくみえてきました。

消しゴムのカスのやつらが鳥の糞のようになり(擬態してるらしいです)しばらくすると、一夜で鮮やかな黄緑色のイモ虫に!!

感動しました!!

もちろん、羽化を目撃したときは、涙が出そうでした。
生命の神秘!!
消しカスが美しい蝶に…。

……。

とはいうものの、やっぱり苦手なものは、苦手。

来年はチビ2が三年生になるから、自虐的幼虫飼育をしなければならないだろう、と一応の覚悟はしていました。あくまでも、来年!!

ところが甘かった…。

そろそろアゲハが産卵に来る五月中旬。

チビ1くん:
「〇〇先生がねえ、今年の三年生は幼虫持ってこれる人がいないから持ってきてくれませんか、だって!!」

……。

自虐的幼虫飼育。

下手したらチビ2号が卒業するまで続きます。(´Д`)

おまけ:
雨の日のララちゃん

小屋に入っていればいいものを、雨で心細いのか、軒下においてある外履きを入れるための小さなスチールラックの中に詰まっています。


カワイイ 


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